入学してどうでしたか?~日本女子大学附属中学校①

コロナ禍の中、学校説明会にもなかなか参加できない受験生保護者さまのための企画です。

中学受験を終え、現在、お子さまが首都圏私立中高一貫校に通っておられる保護者さまへに、学校を選んだ理由や、入学前・入学後の印象とその変化などをおうかがいしました。

この特集に参加くださる保護者さまを募集しております。

ご参加いただける方は、このアンケートフォームにご回答ください。お答えを心よりお待ちしております…!

今回は、日本女子大学附属中学校(川崎市多摩区)に通う中学1年生のお子さんをお持ちの保護者さまからのお話です。

お子さんについて

お子さんの性格タイプは?

「おだやか」タイプです。

※写真をクリックすると性格タイプについての説明が表示されます。

お子さんの性格をふまえ、どのような点に注意して志望校を選びましたか?

進度より深度を重視する学習をしているところを選びました。

合格するための勉強や1点でも多くとる勉強は向いていないと中学受験で思ったので、先取り学習に力を入れている学校や「高3は予備校状態です!」と説明会でおっしゃるところは受けませんでした。

在校生さんの印象

学校訪問の時、在校生さんのどこに注目していましたか?

「礼儀や服装、言葉遣い、態度など」です。

学校訪問での在校生さんの印象は?

説明会で見た在校生さんはしっかりしていて言葉遣いも良く、お嬢様学校と言われているだけあるなぁ…と思いました。

掲示物も素晴らしく、『ここで娘が付いていけるのだろうか』と心配にもなりました。

ですが、説明会に出ていた子もクラスに帰ると大声で笑い、廊下を走って先生に注意されていたのをみて、なんだかホッとしました。

入学後も印象が変わらなかった点は?

明るくて素朴なところです。

先生にも礼儀をわきまえながらも親しく話しかけられる関係のようでした。

入学後に印象が大きく変わった点は?

説明会の時や面接、受験の時には全くなかったことなのですが、合格して初めての保護者会と制服採寸のとき、大半の保護者の皆さんが、濃紺のスーツ(いわゆるお受験スーツ、もしくはブラックフォーマル)で学校にいらっしゃることに驚きました。

オフィスカジュアル的な「綺麗めスタイル」もごく少数でした。

私は文化祭を見学できなかったのですが、役員ではない保護者の方もスーツでいらっしゃると聞いたこともあります(実際私が見たわけではないので断言できませんが)。

最初は驚きましたが、今は『学校に行く時はスーツにすれば間違いない。毎回、着ていく服に悩まないで良い』と気持ちが楽になりました。

ちなみに、なぜ、紺か黒のスーツなのかというと『学校は子供が主役。親が華美になる必要はない。また先生方がジャケットを着ていらっしゃるのだから、保護者も着用するべき』との考えだそうです。

これが本当に起源なのかは分かりませんが、私もこの考え方に『なるほど。』と納得いたしました。

先生の印象

学校訪問の時、先生のどこに注目していましたか?

「教育方針との一貫性」です。

学校訪問での先生の印象は?

先生がたは所作も言葉も美しく、国語教育に力を入れておられることがよくわかりました。

親しみやすさは感じにくいかもしれませんが、優しさや学校愛はよく伝わりました。

入学後も印象が変わらなかった点は?

礼儀正しさと言葉の美しさです。

入学後に印象が大きく変わった点は?

説明会には出ておられない若い先生方の印象です。エネルギッシュでこちらが元気をもらえるような先生がいらっしゃいます。

落ち着いた大人の先生と、子供に近い距離で接してくれる先生とがいらして、バランスが良いと思いました。

学校全体の印象

訪問時、学校全体について受けた印象は?

門から校舎が全く見えず、森の中に入っていく感じに驚きました。とても静かで小鳥のさえずりが聞こえ、新緑が美しかったです。教室の窓から見える緑に伸び伸びと過ごせる良い印象しかうけませんでした。

校舎は古いそうですが、掃除が行き届いており、古さを感じません。

生徒さんがいない日に訪問した時には、広くて静かな校舎を歩きながら『おとなしいお嬢さんの多い学校』というイメージを持ちました。

入学後も印象が変わらなかった点は?

特にありません。

入学後に印象が大きく変わった点は?

『おとなしい子が多そう』という印象は吹き飛びました。とても元気な学校だそうで、いろんな場所で大笑いが聞こえると。

森の中にあるので、毛虫を踏んだとか、虫が口にはいったとか、わあわあ言いながら楽しんでいるようです。

受験生保護者の皆さんへのメッセージ

説明会でも合格した後の保護者会でも同じことをおっしゃっていました――『合格するための勉強は終わり。自分自身をしっかり見つめ、深い勉強をしていきましょう。貴女はどう考えるか?を私たちは問い続けます』と。

そして入学後、まさに、その勉強が始まっています。

一番最初の委員決めでさえ、立候補者がスピーチをし、それを聞いて投票するスタイル。話し合う時間が多く取られています。

宿題にも感想文、スピーチ原稿などがあります。国語が苦手、書くことが苦手な子は慣れるまでは辛いかもしれないと思いました。

ですが『こんなはずではなかった』ということはありません。

説明会でお話してくださっていた通りだったと思います。

お答えいただき、ありがとうございました!

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