Q 5-7:女子教育/男子教育の考え方を教えてください。

学校からの回答


様々特徴は男女によって違いますが、互いに「違い」があることを理解し、「認める」ことが大切です。そのためグループワークなども男女を同じ班にして、様々な意見に触れさせることを意識しています。


女性の本質である細やかな情愛は、女性らしく温かな環境の中でこそ育まれます。人間形成上、大切な思春期である女子中高生時代をのびのびとした恵まれた環境の中で過ごし、豊かな情操と教養を身に付けていきます。


共学校であり、創立者が共学論者であったことから、女子/男子の教育差を強く意識してはいません。


男子と女子では発達段階に違いがあります。女子校なので、女子の発達に合わせた指導をしています。
また、男子のいない学校だからこそ可能である、女子が全てを担うこと。学級委員や生徒会、外部業者とのやりとり、力仕事に至るまで、生徒に経験させることで、社会に出て臆することがないようにしています。


別学には別学の良さがあります。
本校は女子校です。男子生徒の目を意識せず、自分のやりたいことに伸び伸びとチャレンジできます。また、すべてのことを女子の力だけで行うことで、社会においても活躍できる力を身に着けることができます


本校では「表現する力」「科学する心」「心と感性」「進学力」の4つの力を育むことを目標としています。女子校という環境で、自ら考え、発言することで「表現する力」「科学する心」が養われます。また、大妻コタカの教え、論語教育から「心と感性」が育まれ、女性としてのやさしさ、柔軟性を身につけます。

男女ともに自己実現のための自主的主体的な取り組みが大切だと考えます。

かえつ有明はもともと女子校でした。共学になってからも中学男女別学というシステムをとっていたこともあります。性差に応じた教育のメリットは理解していますが、現在は、ダイバーシティを重視しています。性差より、一人ひとりの個性を大切にしています。






中学・高校の間は男女の性差が大きい時期であり、男女それぞれに適した教育が重要
異性を意識した「女子力」より、まず「人間力」を磨く時期


性差を大切に考えています。


本校は80年続く女子校です。別学ならではの教育が必要だからだという考えに基づいています。
中学生高校生の時期は男女それぞれで発達段階が異なります。それぞれの特性を生かした教育こそが、それぞれの個性を伸ばすことができると信じています。

130年を超える女子教育の伝統を引き継ぎ、グローバルな時代だからこその礼法やマナー教育、日本文化の継承(茶道・華道・装道など)、情操教育を重視します。キャリア教育も、女性の特性を生かした内容を重視します。





和躾の日(高校2年)

理科や数学などで、男子の目を気にすることなく学ぶことができたり、例え話をディズニーランドなど女子生徒により身近な対象で話ができ、興味関心を高めることができるのが良い所だと思っております。その甲斐あってか、理系クラスが8クラス中に3クラスあり、物理選択者が40名以上いるというのも女子校ならではかと思います。


女子だから、男子だからという発想はありません。日本人だから外国人だからという発想と同様に。



2020年までは女子校でしたが、2021年より男女共学化する理由として、男子の考え方も取り入れ、幅広い思考力や判断力を身につけることを目的としています。

社会全体が多様化している中で、男女区別なく協力、協働して幅広い考え方を持てる人間の育成が目的です。



創立者の大築佛郎は、明治35年に東京帝国大学理学部地質学科を卒業後、都下の大学で鉱物学を講じていました。かねてより女子の地位の向上と女子教育の重要性を痛感しており、明治38年、現在の地に 麴町女学校を設立。以降、校主、校長、理事長、学園長として、その教育に専念しました。
創立者・大築佛郎の言葉である「科学の目を開くことをはじめ、広い知識や教養を身につける新時代の良妻賢母を育成する」「男子とならびそう、これからの広い女子教育を向上する女学校を設けたい」を建学の精神とし、時代の流れに即した女性の育成を今後も続けてまいります。


思春期は男女の性差が様々な部分で表れます。女子に特化した教育を行うことで、女性特有の問題についても一人一人に寄り添うことができます。生徒も異性の目を気にすることなく思いきり自己表現できることで、感受性を失わず柔軟な発想や行動力を伸ばすことができます。
男女別学校の方が学業に専念しやすいため、新学校には男子校・女子校が多数存在しています。これは世界の女性リーダーには女子校出身者が多いことにも現れているかもしれません。


女子校でしかできない学びがあります。本校では女子教育を次の5つのプログラムに区分けし、具体的な教育活動を行っています。

「キャリアプラン(職業・生き方の選択)」
「ウィメンズライフ(自分の体を知る)」
「マネープラン(経済・一生でかかる支出と収入)」
「コミュニケーションスキル(他人ときちんと向き合うために必要なこと)」
「ジェンダー(人間の尊厳と多様性について)」

教員は、女子教育のプロ集団として、時代に応じた女子教育を行っています。



「小学校の時、学校行事や理科の実験での目立つこと、面白そうだなと思うところは全て男子がやっていて,後ろから見ることしかさせてもらえなかった。それが悔しかったから女子校に来た。今は、人の目を気にすることなくチャレンジしたいと思ったこと全てにチャレンジできるから楽しい。」という話を在校生から聞いたことがあります。このように、自分たちが気兼ねなくチャレンジできて、興味があったことを得意なことにする機会、苦手なことを克服する機会が別学だからこそ多く確保できると考えています。


性別による教育の考え方の差はありません。


特に男女別の指導はしていません。互いに敬意を払ったり、その違いを認め合ったり、補い合ったりすること自体が大切な教育活動だと考えております。6年間を通じて、男女が自然体で共に支え合える関係性を学ぶ場としたいところです。実社会は「同質」ではなく「異質」な者の集合体であるから、その中でも自分の個性や力を発揮できる練習の機会でもあると考えます。



女子校の特色は、自分から行動に移す機会が多いこと。
男子がいることで、男子に任せてしまいがちなことも、女子しかいないので自分たちでなんでもチャレンジするので、男子よりもたくましい女性が育ちます。
女子しかいないので、学習に集中できます。


女子教育と男子教育で大きな違いを持たせることはありません。しかし、男子と女子とで身体的な違いがあったりするので、そこはそれぞれに合った対応をします。
指導面では、個々の性格や特性に合わせた声かけや方法の提示をおこなっています。

女性としての「品格」を忘れてはならないものと考えています。その体現のため、本校では「礼法」の授業を実施しています。きちんとした立居振舞の上に、闊達さを併せ持った女性を育てます。

「男の子」のネガティブ要素=プライドが高い、ゆっくり、頑固、言葉がでにくい
⇒ ここをポジティブに考えて教育する
プライドが高い ⇒ 自尊感情・自己肯定感を大切にする
ゆっくり ⇒ それぞれのペースで進めていい
頑固 ⇒ マニアックなこと、没頭することを大切にする
言葉が出にくい ⇒ イメージを出してから言葉に直す(LEGOを使う意図)

女子の特性を活かした指導を行うことができます。例えば、こまめに学習課題を設けて着実に学力を伸ばしたり、また通常は男子がするような分担を行うことで、様々な人の立場を理解できるようにします。


男女の違いを踏まえ、適宜手法を組み合わせて最適な指導ができるように心がけております。

数学の授業に関しては、男子と女子では空間把握能力や計算的思考力の特性や、自信をつける上で効果的なアプローチ(例:男子は問題演習中心にするほうが自信がつくが、女子は少し時間をかけて理詰めで説明していったほうが自信がつくなど)に違いがありますので、一部を男女別に実施しております。






女子校では思春期の女子に合わせたスモールステップ・スモールウィンの教育が行なえます。また、何でも自分たちで行うので、活動の幅が広がります。そのような活動の経験が豊かな人格を育てています。


男子のズボン、女子のスカート等、時代は変わったとはいえ創立時からの伝統は残しています。通学の服装が象徴するように、スーツを着る男子には「規律の中からの自由」、制服がない女子には「選択の自由の中からの規律」、が求められていることがわかります。これも創立以来の玉川学園の伝統です。性別だけではなく、個を大切にする教育を行っています。




共学校ですので、性差を大きく意識するような教育はしていません。




性別にとらわれることなく、一人ひとりの個性をとらえて、適切な指導をするように心がけています。


基本的な教育内容に男女差は設けていません。共に協力して充実した学校生活を送れるように送れるように指導しています。

女子は実体験をすることで、考える力が伸びていくと信じています。
また協働することを得意とし、小さな成功体験を重ねることで自己肯定感が高まります。

他者を認め協働する中でそれぞれが成長していく男女共学の環境としました。

・女子教育の意義は大きいと考えます。私たちは、現在の男女参画社会において活躍する女性を育てるとともに、将来母親となり、あるいは人生の先輩となって、次の世代を育てていく人を育てていると考えるからです。
 ・グローバル社会における他者理解の重要性は今更言うまでもありませんが、社会の中の豊かなコミュニケーション力を支えるのは女性であると思っています。
 ・目的意識を持つことで女子の成長のスピードは加速します。進路実現の意欲が学習への意欲に結びつきます。ここにキャリア教育の大切さがあります。
 ・様々な状況に対して、しなやかにきめ細やかに対応できる力を養いたいと考えています。


共学校です。家庭も社会もすべて男女が平等な立場で生活しています。本校では、いつどんな状況になっても、年齢も性別も関係なく誰とでも分け隔てなく協力して行ける生徒の育成に取り組んでいます。


基本的に区別はしていませんが、女子はこまめに丁寧に 男子はおおらかに対応しているのが実情です


基本的には区別をしておりません。ただ、本校はかつて男子校であり、そこで培ってきたものもあります。
男女の協調ももちろん大切ですが、男女別の指導も時に必要であると思っています。


性差にこだわらず、人として互いを認め合い、尊重する姿勢を大切にしています。端的には、標準服の着用に男女の区別を設けない(女子のスラックス着用や男子のスカート着用も可能)、校内の手洗いの表示を男女で色分けしないなど、細かな点もジェンダーフリーの考え方にもとづいています。

「女子のみ」だからこそ、本心から自分の意見を言える環境が整っています。例えば国語では、生徒は1学期に1回皆の前でスピーチをするのですが、そのスピーチを聞いて友達が涙する‥‥そのようなスピーチをする生徒もいます。

男女による違いは特に意識していない
学園モットーを基本に実践


人間皆平等です。
男女、またはそれ以外でも皆人として共に学園生活を謳歌したいと考えています。


女子教育においては、個と個を競い合わせるよりも、「つながり」を大事にした方が大きな力となってきます。富士見には10年ほど前には高校から特進コースがありましたが、1つの学年の中で別の集団が同居しているように感じる場面がありました。学校教育としてここに疑問を感じ、特進コースを廃止し、すべてフラットな状態にした結果、むしろ生徒同士の「つながり」が生まれ、みんなで1つになっていこうとする様子が様々な場面で見えてきました。このことは進学実績にもつながっていきます。異性を感じないからこそ、普段の自分を出せる。そうした中で生まれた「つながり」が卒業してからもずっと続いていきます。


女子教育・男子教育という考え方も重要ですが、本校では帰国生、国内インター校出身、ハーフ、外国籍など様々なバックグラウンドを持った生徒が多くいます。
そのようなお互いの環境を認め合った上で自分を肯定していくことがとても重要と考えます。

実際に小学校の時にうまくクラスになじめなかった過去があるハーフの生徒が、本校に入学しとても自分も含め色々な生徒がいてとても楽しいと言ってくれています。


本校の教育理念は『自立と共生』というものです。
素でいられるから自立もできる、お互いに飾らないから共生もできるのかもしれません。
もちろん答えに正解などありません。あなたはあなたのままでいい。私は私のままでいいのです。
胸を張って心からそう答えられる一人ひとりになることを、私たちは望んでいます。

女の子は想像力が豊かなため、何かにチャレンジしたいと思っても「私が手を挙げたら周りはどう思うかな」「私よりふさわしい人がいるのでは」などとあれこれ考え過ぎた末に、上がりかかった手を下ろしてしまうことが多々あります。そのため、上がりかかった手を見逃さずに、最初の一歩を後押しするよう心がけています。このように、女の子の特性に合わせた働きかけは日々意識していますが、安心して踏み出せる雰囲気の中で、「人として」何がしたいか、どんな「人」に成長したいかを考える機会をたくさん設けています。

生徒たちが楽しい日々をおくるための施設
豊かな自然環境を活かした施設
「芯の強い生徒」

高校が共学になったばかりですが、男女限らず「社会貢献」という建学の精神にそった教育を行っています。

女子教育、男子教育という考えはありませんが、もともと女子高だったので、教師と生徒の距離は近いです。

特に男女の区別はありません。共に生きる仲間として互いを尊重しあう教育が大切であると考えています。


女子と男子は一般的に特性が異なるため、特性にあわせた授業展開等の活動ができることは良いと考えています。
本校は女子校なので、男女の役割分担を意識せず活動できること、異性を気にせず発言や表現できることが良いと、生徒は言っています。