成立学園中学校
Q 1-1:登校時刻と下校時刻の目安を教えてください。
8:20までに登校します。
最終下校は、中学生は18:00、高校生は20:00(※)です。
※自習室「STSC」を利用する場合、中学生の最終下校は20:00、高校生は21:00となります。
Q 1-2:通学時間や通学手段の制約はありますか?
自転車通学もOKです。
希望者が多い場合は、距離や時間などの条件で判断させていただきます。
Q 1-3:朝学習はありますか?
朝のHR中に10分程度「Read & Write」の時間をとっています。Read & Writeとはアース・プロジェクトに関連する本を読み、読後に専用の冊子に読書記録(感想)を書いていくものです。
そのほか、英語・国語・数学を中心にした小テストを学年、コース・クラスごとに毎日行っています。科目により7~8割を合格点とし、不合格の場合はその日のうちに各自復習し、合格するまで再テストを受けます。自分の実力の確認ができ、学習計画が立てられます。
Q 1-4:土曜日も授業がありますか?
はい。土曜日は4時間授業です。
Q 1-5:食堂や昼食を購入できる場所はありますか?利用制限はありますか?
中1・中2は週3回、給食があります(中3は希望制)。
食育の側面もあり、栄養バランスを考えたメニューを提供しています。
食べ盛りでお弁当だけでは足りないという場合や、放課後の自習時間の捕食として利用する目的で、自販機を設置しています。パン類やカロリーメイト、飲み物のほか、ファミリーマートの自販機ではおにぎりやサンドイッチも購入できます。
Q 1-6:携帯電話に関するスタンスをお聞かせください(禁止、一時預かり等)
中高生ともに持参可能です。
中学生は朝登校後に預かり、下校時に返却します。
高校生は休み時間であれば校内で使用することも可能です。いろいろな考え方があるかと思いますが、本校では頭ごなしに禁止するのではなく、マナーを守ることを大切にしています。
Q 1-7:通学にリュックは使えますか?
学校指定の肩掛けかばんの他に、オプション購入できる学校指定のリュック、部活のリュックもあります。
また、学校指定の肩掛けかばんと併用するのであれば、私物のリュックを使用しても構いません。
Q 1-8:教科書や荷物はどの程度まで学校に置いて帰ることができますか?
基本は「置き勉」はしないよう指導はしていますが、置いて帰る生徒はいます。
(プリント類等はすべてiPadでロイロノートやどこでもキャビネットというアプリを使用してデータでのやり取りをしているので少しは荷物が減っているとは言え、やはり教科書がまだ電子対応していないので荷物は相変わらず重いですから、致し方ないところかとも考えております。)
Q 1-9:制服・靴下の特徴を教えてください。家庭での洗濯は可能ですか?
・冬服は男女とも、エンブレムのついた濃いグレーのジャケットスタイル。男子はスラックスと紺・白・ゴールドのストライプのネクタイ、女子はチェックのスカートと紺・白・ゴールドのストライプのリボンを着用、スラックスを選ぶこともできます。
・夏服は、男子はワイシャツとスラックス、女子はワイシャツ+ベスト(もしくは紺色のポロシャツ)とチェック(淡いグレー)のスカートを着用。
・高校生になると、女子はリボンの色が変わり、ネクタイも選べるようになります。また、スカートも変わります。ジャケット等の変更はありません。
・靴下については、女子は指定があります(グレーと紺色のハイソックス)。男子には指定はありません。
・ジャケットやスラックス・スカートは、ご家庭でも洗濯できないことはないようですが、クリーニングに出すことをお勧めしています。
Q 1-10:指定靴はありますか?革靴ですか?
黒の革靴(含・ローファー)であれば特に指定はありません。
Q 1-11:特徴的な校則や入学前に知っておいて欲しいルールはありますか?
校則は最低限度のものかと思います。頭髪については、パーマやカラーは禁止ですが、「肩を越える長さになったら結ぶ」などの規則はありません。
Q 1-12:うちの子はスケジュール管理が苦手なのですが・・・
iPadでロイロノートのアプリを活用しているため、担任とのやりとりや提出物の期限管理などはしやすいと思います。
保護者の方が一番気にされるのは、お子さんが何をやっているのだろう?というところだと思うのですが、この点の安心感を担保するものとして、本校では「どこでもキャビネット」というアプリを導入しています。ID、パスワードがあれば、保護者様もスマートフォン等で生徒と同じように、課題や締め切り、試験範囲や対策なども閲覧することができます。
Q 1-13: ICTの活用方針や活用状況を教えてください。
1人1台のiPadを持たせ、プリント類や資料を配布したり、ロイロノートを活用して提出物や担任担任とのやりとりを実施したりなどは基本中の基本として行っておりますが、何もかもICT機器にスイッチすれば良いと考えているわけではありません。iPadはマンツーマン教育を創出するために必要なものと位置づけ、個々に合わせた教育を行き届かせることが本来の使い方だと考えています。
本校では初年度教育を重視しておりますので、中1の段階では手書きで授業ノートをとる方法を教えるところからスタートしています。高校生では扱う情報量も多くなるため、先にロイロノートで授業に使用する板書内容をPDFで送っておき、授業時には生徒はそのPDFにメモを取る形にしています。本校ではこのように、学習や発達の段階に合わせたICT機器の活用を行います。
ICT教育では、アルゴリズム的思考と問題解決能力を育成します。
プログラムに必須のアルゴリズムの概念は、生活をアルゴリズム化するなどして、身近に感じるところから始めます。プログラミング授業は中学生からスタートしており、人型ロボット「Pepper」のプログラミングも実施。昨年度からは、ロボット・プログラミング学習キット「KOOV(クープ)」を導入するなど、実践的な課題解決能力を育むICT教育を実践しています。
Q 1-14:学期・時間割について教えてください。
・3学期制です。
・中学生の時間割は現在、下記のようになっています。
月:50分授業×7時間
火~金:50分授業×6時間
土:50分授業×4時間
・高校生も中学生と同様ですが、選択授業によって7時間目のある曜日は異なります。
Q 1-15:1クラス何名ですか?クラス編成にあたって配慮していることは?
中学生は1クラス20名です。高校生は35名前後です。進路希望や成績などを基本としていますが、人間関係には最大限の配慮をしています。
Q 1-16:クラス替えはどのぐらいありますか?
中学では毎年実施しています。
高校になると、高1では(高校から入学する生徒数のほうが多いので)内進の1クラスにまとまります(※自分で選択した場合、内進クラスに入らないことも可能)。高2からは進級時に5クラスを選択できる「2コース+5クラス制」となります。
詳しくは本校(高等学校)ホームページ「コース・クラス選択」をご参照ください。
Q 1-17:定期考査は年に何回ですか?
年5回です。
Q 1-18:長期休暇以外に、実質的な休みや自宅学習期間はありますか?
期末試験後は春・夏・冬とも講習期間となりますので、休み期間はありません。
(講習期間は、朝は通常どおりの登校時間で、基本的に午前中のみとなっています。午後はクラブ活動となりますが、そうでなければお弁当のご心配もありませんので、その点も保護者様からご好評をいただいています。)
Q 1-19:何時まで学校に残ることができますか?
最終下校は、中学生は18:00、高校生は20:00(※)です。
※自習室(STSC)を利用する場合、中学生の最終下校は20:00、高校生は21:00となります。
Q 1-20:放課後に使える自習室はありますか?
従来の自習室の定員と機能を拡張し、2020年度よりスクールTOMASが運営する「STSC」(Seiritz school Tomas Study Center)を開設しました。STSCは全学年が使用できる放課後自習室です。日々、300~400名の生徒が利用し、校内完結型の学びで文武両立を目指しています。
利用時間は、中学生は最終下校時刻である20:00まで、高校生は21:00までとなっています。
Q 1-21:長期休みに補講・特別講習などの通学イベントがありますか?
長期休暇中は全員参加の講習を行っています。徹底した復習を中心に、学年、教科に応じたさまざまな講座を設置しています。中・高合わせて、夏期約200、冬期約100、春期約150の講座を開講します。
Q 1-22:髪型の制約はありますか?
頭髪については、パーマやカラーは禁止ですが、「肩を越える長さになったら結ぶ」などの規則はありません。
Q 1-23 携帯電話以外の持ちもの制約はありますか?
特筆すべきものはないと思います。
iPadに勝手にゲームをインストールするのはダメですが…(というより、学校管理の設定でできないようになっています。)
Q 1-24:下校時の立ち寄りのルールはありますか?
中学生は、コンビニやファストフードの店舗に立ち寄ってはいけません。高校生に関しては規定はありません。 中学生は学校給食がない日はお弁当持参となりますが、ご家庭の事情で準備できなかった等の場合には、朝、申し出て注文すれば、学校の食堂で高校生向けに販売しているお弁当を購入することができます。
Q 1-25:有料の課外活動はありますか?
外部コーチを招いている部活(※)もありますが、そのために何か部費以外に徴収しているということはありません。
※強化クラブである 男子サッカー部、男子バスケットボール部、硬式野球部では外部からコーチを招いています。
Q 1-26:図書館の利用時間や貸し出し冊数は?
本校は「ナショナル ジオグラフィック教育実験校」ということで、「ナショナル ジオグラフィック」及びその系列のMOOKなどはもちろん多くそろえています。その他、受験対策本や時事問題コーナーなど将来の学びにつながるような書籍は多いです。もちろん、Read&Writeの課題図書もあります。
その他に、卒業生である漫画家の清野とおるさん(代表作「東京都北区赤羽」)のコーナーもあります。
Q 1-27:校庭の特色は?体育祭は校庭で実施されますか?
・校庭:
全面人工芝で、テニスコート3面分の広さです。
・鷲宮総合グラウンド:
埼玉県久喜市にある鷲宮総合グラウンドには、全面人工芝で高校屈指のスケールを誇るサッカーグラウンドや、甲子園球場と同じスケールの成立学園球場、人工芝のフットサルコートや屋内練習場と全国大会を目指すためのハイレベルな環境がそろっています。体育祭はここで実施します。
※なお、アースプロジェクトの稲作に関連する学びもこの敷地横にある水田で実施します。ここでは、古代米=赤米を育てています。これは、中3で実施する屋久島・種子島へのアースツアー(修学旅行)ともつながる学びとなります。
Q 2-1:部活動に関する基本的な考え方を教えてください。
高校では一部のクラブ(男子サッカー部、男子バスケットボール部、硬式野球部など)が強化クラブとなり、外部コーチを招いて練習に励んでいますが、中学生に関してはそういったことはなく、その年代で学んでおくべきことを学び、体験しておくべきことを体験できるよう、そして、人間形成を図る場となるようにと考えています。
なお、中高一貫校の利点を生かして、中学生と高校生が一緒に活動できるクラブも多数設けております。
Q 2-2:中学生が参加できる部活動・同好会は?
中学生だけで活動しているクラブは、
・サッカー部
・軟式野球部
・男・女バスケットボール部
・チアリーディング部
の4つです。それ以外のクラブ活動は、希望すればどこでも入部することができます。(現状、中学生が入部しているクラブはこちらのページで★印がついています。
Q 2-3:高校生が参加できる部活動・同好会は?
Q2-2をご参照ください。
Q 2-4:部活動の活動曜日、時間、費用を教えてください。
活動は週3日までとなっております。
中学生は基本的に月・木・金曜日です。
Q 2-5:朝練をしている部活動はどのぐらいありますか?
バスケ部とサッカー部では実施している生徒もいます(事前申し出)が、必ず毎日…ということではありません。
Q 2-6:休日の部活動はありますか?
土日は練習試合等がある場合は活動することがあります。
また、校内のグラウンドが狭いため、たとえばサッカー部などが、外部のグラウンドを使用するために週末活動するといった場合があります。
Q 2-7:中学生の部活加入率はどのぐらいですか?
中学生は100%です。
高校生は自由ですが、9割ぐらいは入部していると思います。
Q 2-8:兼部は可能でしょうか?
兼部できます。
極端な話、週3日の活動日がすべてかぶっていたとしても、顧問の先生と相談し、了承を得ることができれば、たとえば、この部に週2日、こちらの部に週1日…といった形で活動日を振り分けることも可能です。
Q 2-9:部活動と同好会などの違いを教えてください。
活動予算が異なります。
(同好会は、きちんとした活動が何年か続けば部活動に昇格できます)
Q 2-11:大会等で実績をあげている部活はありますか?
高校では、硬式野球部は一度ですが夏の甲子園に出場したことがあります。男子サッカー部は、2度の全国高校選手権や3度のインターハイへの出場、男子バスケットボール部は9年連続関東大会出場に加えて昨年初めてインターハイに出場しました。チアリーディング部は全国大会「JAPAN CUP」の常連です。その他、ゴルフ部も関東大会に出場していますし、フットサル部も(民間大会ですが)全国大会で優勝しています。
Q 3-1:行事にはどのようなものがありますか?
・単なる知識ではない「真の”教養”」は、本物に触れ、自ら体験することで育まれます。こうした「見えない学力」を育てるための貴重な体験を取り入れた多彩な行事を年間を通じて実施しています。
・中学校では下記のような行事があります。
4月 コミュニケーションキャンプ(1・2年)、職場体験(3年)
5月 水田学習(田植え)
6月 鷲宮祭(体育祭)
7月 チャレンジキャンプ(1年)、海のフィールドワーク(2年)
8月 水田学習(水田観察)(1年)
9月 水田学習(稲刈り)、成立祭(文化祭)
11月 JAXA講演会(3年)、アース・ツアー(3年)、水田学習(脱穀)、ナショジオ発表会
12月 TOKYO GLOBAL GATEWAY参加
1月 スキー教室(2年以降は希望者)、合唱コンクール、卒論発表会(3年)
3月 マラソン大会、ホームステイ(希望制)
Q 3-2:宿泊を伴う既定行事は何でしょうか
コミュニケ―ションキャンプ(1・2年)
チャレンジキャンプ(1年)
海のフィールドワーク(2年)
アース・ツアー(3年)
スキー教室(1年)
ホームステイ(希望制)
Q 3-3:各行事ではどのような点を大切にした指導をしていますか?
本校が展開する「アース・プロジェクト」には、水田学習から、山や海でのフィールドワーク、屋久島(縄文杉登山)や種子島宇宙センターへのアース・ツアーまで、実体験重視のプログラムを多く盛り込んでいます。知識習得の先にある体験や行動を通じて、真の教養や自己表現力を身に付けること、また、本物に触れて体験することで自分のやりたいことや目標を見つける一助ともしてほしいと考えています。
中学校の行事は「少人数である」ことが最大のポイントです。学年単位なら40名、中学校全学年を集めても120名にしかならないため、積極的な生徒・目立つ生徒だけではなく、すべての生徒が主役となります。生徒主体で行事を作りますし、苦手なことにも取り組む生徒もいますので、失敗は必ずあるものと考えています。私たち教員は「伴走者」として生徒を見守り、失敗を経験しリトライを繰り返すなかで生徒が学びを得られるようサポートしていきます。
Q 3-4:保護者に公開されている学校行事は?
体育祭や各種発表会、水田学習です。
体育祭の「綱引き」は生徒に交じって保護者さんと教員も参加するので、毎年大いに盛り上がります。
発信を大切にしていますので、発表会の機会も多いです。たとえば夏に実施する宿泊行事については9月に発表会を実施していますし、卒論発表会には3年生の保護者さんだけでなく、1・2年生の保護者にもどうぞいらしてくださいとお伝えしています。
水田学習では、保護者の方だけでなく小さな弟・妹さんにも参加していただいていて、大勢で楽しく体験しています。
Q 3-5:生徒さんに特に人気の行事は何ですか?
チャレンジキャンプ(中1)、海のフィールドワーク(中2)、アース・ツアー(中3)といった宿泊行事はやはり楽しみなようです。自分たちで調べ学習をし、それを行事の中で検証し、発表するという経験は何物にも代えがたいものとなっています。また、鷲宮祭(体育祭)では中学生だけの時間帯と高校生と一緒に盛り上がる時間帯とがあり、自分たちで工夫しながら運営する喜びと先輩たちに引っ張られながら一緒に盛り上がることもでき、準備期間も含め貴重な経験となっています。また、中2と中1で行うコミュニケーションキャンプも充実した宿泊行事です。入学したばかりの中1に対して中2が学校生活のイロハを教え、主体的にコミュニケーションを取っていく姿は、ついこの前まで一番下の学年だったとは思えないほど成長していて、そばで見ている先生たちも目を見張るほどです。
Q 4-1:入学後、保護者が学校に出向く機会はどのくらいありますか?
必ずいらしていただきたいのは、1学期1回の面談のみです。
発表会等へのご参加は任意です。
Q 4-2:PTAの役員はどのくらいの頻度で回ってきますか?
皆さん協力的で、積極的な方の中には毎年やってくださる方もいらっしゃいます。
(全体が少人数ということもあり、保護者のみなさんもコミュニティができてきて、そのやりとりの中で自然と決まっていくところもあります)
Q 4-3:学校と保護者の間の連絡はどのように行われますか?
少人数の学校ですので、ちょっとしたことでもお電話をしたりしていますし、手厚くサポートをさせていただくことができています。「うちの子をちゃんと見ていてくれる」という安心感を持っていただけていると思っています。
休校期間中は、zoomでの三者面談も実施しましたし、ご希望の保護者様には学校のカウンセラーとのカウンセリングも実施しました。
Q 4-4:進級する際の条件は?(特に中学から高校へあがる際)
基本的には条件や試験等はありません。
高校進級時に高校受験をする生徒と同じ試験を受けさせていますが、その試験の結果で合否を出したりということはありません。本校は高校から入学してくる生徒のほうが多く、高校受験のために勉強してきた生徒はやはり学力が高いので、そうした生徒と同じ試験を受けることで現在地を確認できますし、刺激を受けたり、スイッチが入ったりという効果を期待しています。
Q 4-5:退学や停学について、考え方や基準を教えてください。
失敗する前提で接しておりますので「一発アウト」という形には致しません。
失敗から学べるよう、諭していきます。
ただし、同じことを何度も繰り返した場合や、反省が見られない場合には残念なケースになることもありますが、そこに至るまでには相当時間をかけて保護者様も含めてコミュニケーションをとるようにしております。
Q 4-6:校則違反にはどのように対処していますか?
これに関しても、(失敗することを前提として接しておりますので)諭していきます。
Q 4-7:いじめをどう把握し、どのように対応しますか?
少人数(1クラス20人程度)ですので、生徒一人ひとりの様子が手に取るようにわかります。表情がいつもと違うなど細かな変化もすぐにわかりますし、口頭だけでなく、ロイロノートを通じて担任と生徒が直接やりとりできる仕組みができていますので、本人から、あるいは友達からの連絡で連絡をもらうこともあります。
また、保護者様ともかなりこまめに連絡を取り合っており、ちょっとした変化など気付いたことはこちらからもお話していますし、保護者様からもご連絡をいただいています。
何かあった時には、まず事実確認をします。それが事実であった場合、何がだめなのかを加害者側の当事者に話しますし、場合によっては保護者の方にも来ていただいてお話をします。
きちんとお伝えし、理解・納得していただくまでしっかりお話をします。
その上で、本人同士をしっかり話し合わせます(その内容は保護者さんにもお伝えします)。うやむやにはしません。
Q 4-8:生徒が登校できなくなった場合、どのような選択肢がありますか?
学習面では、昨年度まではロイロノートとどこでもキャビネットを主に活用していました。一人1台、iPadを持っていますので、授業の板書や使用したプリントなどを配信したり、自宅で取り組んだものを提出してもらったりもできます。今年度からはzoomがありますので、iPadを置けば授業を配信することもできるようになりました。
心のケアに関しては、カウンセラーがカウンセリングを実施しています。保護者様も交えてという形でも、保護者様だけのカウンセリングも行うことができます。
Q 4-9:学校のセキュリティ確保のための取り組みは?
学校全体にSECOMが入っていますし、主要な出入り口には監視カメラも設置しています。守衛さんもいますので、安心して学校生活を送ることができます。
Q 4-10:災害時の対応について教えてください。
校舎の耐震工事は完了しています。東日本大震災の時も全く問題ありませんでした。また、食料や毛布などの防災備蓄も十分です。生徒たちは各自ヘルメットを常備していますし、防災訓練も地震を想定したものと、近くの荒川が氾濫した場合とで、定期的に実施しています。
Q 4-11:家計が急変した場合にどのような支援がありますか?
成績面では奨学金制度はありますが、そのようなケースでは現時点ではありません。公的なものを利用していただく形となってしまいます。ただし、学費の納期限につきましては保護者様とご相談しつつお待ちすることも柔軟に対応しております。
Q 4-12:学納金以外に、寄付金などの追加費用はありますか?
まったくございません。
Q 4-13:転入・編入制度はありますか?
あります。
他の私立中学校さん、そして公立の中学校さんからの受け入れもあります。
(一家転住でなかったとしても事情によりお受けする場合もあります)
Q 4-14:転勤などで転出し、戻ってきたときに復学は可能ですか?
可能です。それぞれのケースにあわせて、柔軟に対応しております。
Q 5-1:教育において大切にしている考え方を教えてください。
私たちは、正解のない時代、そしてその先の未来を担う子どもたちに「生きる力」としての”突破力”を身につけてもらいたいと考えています。
本校では、知識習得型の学びで身につく「見える学力」と、好奇心に基づく自己探究型の学習で育まれる「見えない学力」をともに育てることで、真の”教養”を身につけていきます。この教養を糧に自ら考え、行動し、発信する力が、新しい時代を生き抜くための”突破力”となります。
「見える学力」の部分では、中高一貫校にありがちな先取り教育をしません。初年度教育を大切にしており、学び方を学ぶことから始めていきます。最初は不安に思われるかもしれませんが、「見えない学力」の成長を土台にした「見える学力」の伸びは確かのものがあります。
Q 5-2:生徒さんへのスタンスは「管理型」「自主性尊重型」のどちらに近いですか?
一人ひとりに目配りをしつつ、先回りして何もかも指示するのではなく「失敗はあって当然」というスタンスで生徒の自主性に任せている部分もあります。両方の側面がありますが、私たち教員からすると「自主性尊重型」のほうがやや強いかと思っております。
Q 5-3:「保守的」「先進的」のどちらに近い学校ですか?
新しい言葉や流行の概念に安易に飛びつかないという意味では保守的に見えるかもしれませんが、目的に照らして必要と考えたことは積極的に取り入れていきます。(例:本校では全生徒にiPadを持ってもらい積極的に活用しておりますが、これも先進のICTだからということではなく、あくまでも生徒とマンツーマンで対応するためのツールとして活用する目的です。)
Q 5-4:どのような生徒に入学して欲しいですか?
好奇心旺盛なお子さん、あるいは、色々なものを拒絶せずに素直に受け入れるお子さんに入学してもらえたらと思っております。
中学生は(反抗期であるとは言え)まだまだ素直です。本校は、その時期に色々な体験をさせさまざまな世界を体験してほしいと考えています。それらを素直に受け入れられるお子さんであれば、本校で伸びていくことができると思います。もちろん、何にでもチャレンジする積極的な姿勢のお子さんが理想ですが、そんなふうに積極的ではなかったりおとなしかったりといったお子さんでも、与えられた機会に素直に取り組み、受け入れる姿勢を持っていれば十分です。
Q 5-5:生徒には学校生活を通じてどのような人へと育って欲しいですか?
ズバリ、「自分の頭で考え、自分の言葉で話し、自ら行動できる人」です。
Q 5-6:Q5-5実現のため、どのような教育環境を整えていますか?
現代の社会では、周囲と協力しながら課題を解決していくことが要求されます。そのため知識を蓄えることだけではなく、コミュニケーション能力や発信する力が必要です。ところが、現代の生徒たちは受動的であり、自主性に乏しいと言われています。それは、学ぶ意欲はあるのだけれども、自分に自信が持てていないためだと考えられています。
私たちは、本校の生徒には「失敗しても良い」と思えるようになってほしいのです。ですから(他の回答でも何度か申し上げているように)失敗はあるものとの前提で生徒たちに接しておりますし、英語に関しては4技能+自信=「英語5技能」としております。
ロイロノートを活用した個別対応も、自信を持たせることにつながっています。引っ込み思案だったり人前で発表することを好まなかったりする生徒でも、ロイロノートでの提出であれば、自分の意見をしっかり書いて送ってくることができたりします。
こうした環境の中、本校の生徒には数々のトライアンドエラー、チャレンジして失敗して…を繰り返し、自分の頭で考え、自分の言葉で話し、自ら行動できる人になっていってほしいと考えています。
Q 5-7:女子教育/男子教育の考え方を教えてください。
男女の違いを踏まえ、適宜手法を組み合わせて最適な指導ができるように心がけております。
数学の授業に関しては、男子と女子では空間把握能力や計算的思考力の特性や、自信をつける上で効果的なアプローチ(例:男子は問題演習中心にするほうが自信がつくが、女子は少し時間をかけて理詰めで説明していったほうが自信がつくなど)に違いがありますので、一部を男女別に実施しております。
Q 5-8:とことんのめり込むこととバランスの良さ、どちらが求められる学校ですか?
前者です。少人数ですからどの生徒でも、得意不得意関係なくいろいろなことを経験します。その意味では、結果としてバランスの取れた人間に成長していきます。でもそれは結果であって、基本は本人の好きなことを追求し、またそれを発表する場も多いですから、とことんのめり込む環境が整っています。
Q 5-9:興味・関心を広げる機会が多い学校ですか?
もちろんです。
本校では、多様なテーマ・フィールドで、皆さんの好奇心をゆさぶります。好奇心に従ってさまざまな体験をし、その中から自分なりの関心事を見つけて突き進む「自己探究型」の学びで、幅広い”教養”と”発信力”を身につけていきます。
その象徴的な取り組みが、「ナショナル ジオグラフィックを使った取り組み」です。本校は日本で唯一の「ナショナル ジオグラフィック教育実験校」として、地球上のあらゆることを対象に興味・関心を広げることができます。
Q 5-10:コース制はありますか?入学後にコースを変えることは可能ですか?
中学校ではコース制はありません。
高校では、入学時に2コース、高2への進級時に5クラスを選択できる「2コース+5クラス制」を導入しています。 独自のカリキュラムにより、自分が目指す将来に合わせた最適なコース・クラスを選択できます。 コース・クラスごとに目標校を設定し、実現に向けたきめ細かな授業を行うことで、 一人ひとりの目標達成に向けた環境をしっかり整えています。
詳しくは本校(高等学校)ホームページ「コース・クラス選択」をご参照ください。
Q 5-11:特待生制度・奨学金制度はありますか?
各回、入試の得点によって、「入学金免除」・「1年間授業料免除」・「2年間授業料免除」いずれかの奨学生を選出します。
授業料については、それぞれ期間終了後は、入学後の成績で再審査いたしますので、入学後も頑張って学習に励んでもらいたいと思います。
Q 5-12:中高一貫生と高校入学者のカリキュラムは同じですか?違いますか?
高校募集もしています。
高校から入学する人数の方が多いです。内進生は高1までは別クラスで、高2から高入生と混ざります。これにはいろいろ考え方があると思います。本校では、温室育ちで6年間を過ごすより、混ざることによって刺激を受け、より成長のスピードが上がる効果を期待しています。
Q 5-14:男女比はどのぐらいですか?
中学生は、男子2:女子1
高校生は、男子6:女子4 といった形です
Q 6-1:入学試験日はいつですか?
第1回 2月1日(午前)
第2回 2月1日(午後)
第3回 2月2日(午前)
第4回 2月4日(午前)
の4回です。
Q 6-2:入学試験科目は何ですか?入学試験では何を重視していますか?
第1回 2月1日(午前) 2科(国・算)、4科(国・算・理・社)、適性検査型(小石川・白鷗タイプ)
第2回 2月1日(午後) 2科(算数+国語・理科・社会から1科目)
第3回 2月2日(午前) 2科(国・算)、4科(国・算・理・社)、適性検査型(九段タイプ)
第4回 2月4日(午前) ナショジオ入試
です。
Q 6-3-1:説明会参加時の保護者さん「紺色率」は?
約0~10%未満(ほとんど目立たない)
Q 6-3-2:説明会参加時の保護者さん「ジャケット着用率」は?
約10%~40%未満(一定数いるが多数派ではない)
Q 6-3-3:説明会参加時の保護者さん「カジュアル率」は?
約40%~80%未満(カジュアル率が高い)
Q 6-3-4:説明会参加時にNGな服装は?
特にありません。
Q 6-3-5:説明会の服装で悩む方へのメッセージは?
説明会はもちろん、たとえ入学試験の時であったとしても、保護者様の服装でお子様の合否などに影響が出るというものではありません。
むしろリラックスして説明をお聞きいただきたいと思っておりますので、服装もそういった考え方でお越しいただきたいです。
Q 7-1:入学までに身につけておいてほしいことは何ですか?
小学校の教科書の内容を理解しておいていただければ大丈夫です。あと、好奇心を磨いておいていただければと思います。
Q 7-2:宿題は多いですか?
そこまで多くはないと思います。iPadを使ってやり取りをすることが多いです。
Q 7-3:家庭学習をどのように管理していますか?
本校では、3つの繰り返しサイクルで学習習慣の定着を図る「繰り返し主義」をとっています。本校独自の繰り返し学習で知識の確実な定着を図り、「やればできる」という実感(達成感)と、その結果から自信をつけることができます。詳しくはこちらをご覧ください。
家庭学習については、ロイロノートを通じて提出されたものへのフィードバックなどをタイムラグなしに行うことができるため、生徒のモチベーションが上がりやすく、また、教員のほうでも生徒の状況を把握しやすくなっております。
Q 7-4:英語と数学の教科書は何を使っていますか?
すべて検定教科書です。
Q 7-5:授業進度とその考え方について教えてください。
本校では、あえて先取り教育は行っていません。
基本を大切に、中学年代は「学び方を学ぶ」ことからスタートし、足元をじっくりと固めることが重要だと考えています。
ただし、夏休み、冬休み、春休みを有効活用し、全員参加の講習を実施します。中高6年間の平常授業と長期休暇中の講習での授業時間を合計すると、8年分の授業数に匹敵する学習時間となります。これにより、中学課程は3学年の12月で終了する「じっくり型」で基礎学力を定着させ、高校課程ではペースアップして5学年(高2)で終了する学習を行うことができます。
Q 7-6:少人数や習熟度別の授業は行われていますか?
英語、数学、場合によっては国語が中1から習熟度別授業となります。また、数学では、男女別の授業展開もしています。
Q 7-7:アクティブラーニングやPBLへの取り組みについて教えてください。
アクティブラーニングやPBLという表現は使っておりませんが、本校のナショジオ学習がこれらに該当すると考えております。ナショジオ学習では、写真を見て気付いたことを学年毎のテーマ(中1:食、中2:環境、中3:科学、高1:歴史・文化、高2:総合)に則って課題を見つけ、調査・分析・考察し、解決策を発表していきます。
Q 7-8:STEM教育への取り組みについて教えてください。
STEM教育という言葉は使っておりませんが、自分で学び、自分で理解していく子どもを育てるというその考え方は、「自分の頭で考えて自分の言葉で話せる人」を育てていく本校の方針と一致しております。
東京大学工学部在学中のOBによるプログラミング講座や、日本大学藝術学部卒業のOGによるArt(写真)講座など、"成立学園だから"できる取り組みを実施します。
プログラミングは、抽象的な動作・処理を、最小限のステップへと分解し順番に実行していくことで、目的の動作を生み出すことができます。このように、物事を分解して本質を見極めること、そして分類・整理することによって、『論理的に考える力』を養うことができます。
Art講座では相互鑑賞を実施します。お互いの発言を共有しつつ鑑賞を進めることで、一人では気づかなかった作品の魅力や多様な見方を学びます。自ら能動的に鑑賞する体験がより深い学びと理解を生み、対話をしながら鑑賞することで、観察力・洞察力・想像力・傾聴力・発言力・語彙力などの様々な力を育むきっかけにもなります。また、写真撮影の技術や表現方法を学ぶプログラムと併せて実施することにより、発信力も育成していきます。
これらの取り組みは「STEAM教育」にも合致していると考えます。
Q 7-9:英検・漢検・数検などの検定試験を取り入れていますか?
英検・漢検は必須です。中学卒業までに全員が最低でも3級は取得することが目標です。1クラス約20人に対してネイティブの教員2名と日本人の教員1人が入って授業を行います。ですので、リスニング・スピーキング能力は高く、また実践の場が多いため自信をつけることができています。
高校の探究クラスではIELTSに取り組みます。週12時間の英語の授業があり、半分の6時間はネイティブの教員がすべて英語で授業を行います。
Q 7-10:外部模試はどの学年でどのようなものを受けていますか?
校内模試のほか、ベネッセ、代ゼミ、河合、駿台などの外部模試を受験。各模試の事前対策として、過去問題にも挑戦。わからなかった問題は解き直しをします。
結果は、面談で進路指導に活用します。先輩たちのデータの蓄積がありますので、いつどのようなレベルにいて、どのような学習を進めていけば大丈夫かを細かく指導することができています。
Q 7-11:成績不振者に対してはどのように対応していますか?
毎日の小テストでは、合格しないと繰り返し取り組んでもらいます。また、試験前には補習を行います。さらに、長期休暇中の講習では、通常の講習に加えて補習の講座を設けます。
Q 7-12:補習受講の基準はありますか?
始業前や放課後にも英語・国語・数学を中心にした小テストを学年、コース・クラスごとに毎日行っています。科目により7~8割を合格点とし、不合格の場合はその場で各自復習し、合格するまで再テストを受けます。自分の実力の確認ができ、学習計画が立てられます。
この小テストに合格しなければ、繰り返し取り組んでもらいます。また定期試験の不振者(赤点)については、前述の通り、長期休暇中の講習で補習を行います。
Q 7-13:卒業生等が来校し学習を支援するチューター制度はありますか?
OB・OGによるガイダンスを定期的に実施しています。先輩はこの時期にどんなことを考えていたのか、どんな取り組みに力を入れていたのかなど、大学と高校の違いも含めてアドバイスを聞きます。ただ勉強するだけでなく、目的意識を明確にして受験に向かうことができます。
また、学習サポートという意味では、従来の自習室の定員と機能を拡張し、今年度よりスクールTOMASが運営する「STSC」(Seiritz school Tomas Study Center)を開設しました。日々、300~400名の生徒が利用し、校内完結型の学びで文武両立を目指しています。そこでは卒業生がチューターとして学習の指導や進路相談に乗ってくれています。
Q 7-14:その他、基礎学力を高めるための工夫があればお聞かせください。
STSC、繰り返し主義、SGネット、黙々勉強会等々、さまざまな取り組みを実施しています。詳しくはこちらをご覧ください。
Q 7-15:英語学習の特色をお聞かせください。
中学校
「見えない学力」を、英語を通して身につけます。アース・プロジェクトの内容を題材にスピーチを行うことで、英語力や知的好奇心、教養を養うだけでなく、発信力の養成を目指しています。また、「英語のシャワー」(=日々様々な角度から英語に触れさせる)をモットーに、4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランスよく習得して大学入試改革に備えています。2018年度から「SGC(Seiritsu Global Center)」を設置し、放課後にはALTによる特別授業やフリートークなど、英語を「話す」機会の確保、多読、英検の2次対策に使用しています。
高等学校
大学入試改革に伴い、日本の英語教育の改革が求められています。「目的」としての英語ではなく、コミュニケーションの「ツール」として、英語を捉える必要があります。本校では、日々さまざまな角度から英語に触れさせる「英語のシャワー」をモットーに、「聞く」「話す」「読む」「書く」という4技能をバランスよく習得できるように授業を展開しています。高校1・2年の全クラスでは英語を母国語とする指導助手(ALT)をつけ、外国人教師と日本人教師によるチームティーチング(TT)を取り入れています。レベル、内容ともにバラエティーに富んだ洋書を数多く用意して、多読を勧めているのも特徴です。また、2019年度からスタディサプリENGLISHを導入し、4技能の習得を積極的に推進しています。
中高とも教科書は検定教科書ですが、この他に、「ナショナル ジオグラフィック」の英語版を教材として使用しています。
Q 7-16:数学学習の特色をお聞かせください。
中学校
アース・プロジェクトや行事など、学校生活で感じた疑問をiPadを使って集めています。こうした疑問を疑問のままで終わらせるのではなく、数学的な問題に置き換え、日頃の疑問を自らの力を使って数学的に解決するための授業を行っています。もちろん、数学を用いた解決だけでは難しい問題も多数出てきますが、そのときは、数学のみにとらわれず、すべての教科と連携をとり、解決に向けた指導をしています。そして、新たな取り組みとして問題解決のプロセスを自由研究のコンクールに出品し、生徒の表現力を高めていきます。
なお、中学の数学の授業に関しては、男子と女子では空間把握能力や計算的思考力の特性や、自信をつける上で効果的なアプローチ(例:男子は問題演習中心にするほうが自信がつくが、女子は少し時間をかけて理詰めで説明していったほうが自信がつくなど)に違いがありますので、一部を男女別に実施しております。
高等学校
数学はわかると楽しい、解けると楽しい、できるようになると楽しい科目です。本校では、「数学を数楽に」をテーマとして掲げ、生徒が自分自身で問題解決できる力を養うための授業を展開しています。そのためには、予習として教科書やスタディサプリを使って生徒自身に理解してきてもらい、その理解が正しいかどうか、定着しているかどうかをiPadを使って生徒と教員がやり取りしながら確認することもしています。大学入試改革の中で、数学では「日常生活や社会現象の問題を数学的に表現し、解決する」という力が求められるようになります。本校では、学習進度を早めることによって問題演習の時間を多く取り入れ、数学の問題を自分の言葉で表現し、解決する力を育みます。
Q 7-17:その他の教科で、特色ある学習あればお教えください。
アース・プロジェクトやナショジオ学習に特色があります。詳しくはホームページをご覧ください。
Q 7-18:通塾している生徒さんはどのぐらいおられますか?
全体を通して約1割程度です。これは、どの学年もほぼ変わりません。様々な学習の取り組みを踏まえ、学校だけで文武両立が完結します。「成立は塾いらず!」といわれるゆえんです。
Q 7-19:その他、御校の学習の特色をお聞かせください。
アース・プロジェクトは、本物に触れる、実際にやってみるという「体験的アプローチ」と、生徒同士や、教員や保護者も含めた他者とのコミュニケーションを重視する「相互的アプローチ」の2つを実現するプログラムです。生徒それぞれの興味・関心を周りと共有しながら、実体験を通じて熟成させます。こうして養われる「見えない学力」は、各教科の学習とも深く結び付いています。
また、中3の1年間をかけて行う卒業論文の取り組みも特徴の一つです。様々な本物の体験から身についた教養=「見えない学力」がいわゆるテストなどの結果=「見える学力」に結実するうえで、欠かせない大事なパーツです。卒論の取り組みを通じて自らの目標を見出していく生徒たちは、そこそこから見覚ましい学習の伸びを見せてくれます。
Q 8-1:いつ頃から大学進学を具体化していきますか?
中学3年生では卒業論文を書きます。中学での「アース・プロジェクト」や各行事、授業での学びを踏まえ、卒論には将来の自分、将来の仕事について書いていきます。ここでおぼろげながらでも将来像や自分の目標について考えていくことがスタートとなります。
Q 8-2:文系・理系はどの時点から分かれるのですか?
高校2年生からです。なお、探究クラスでは、分離関係なく様々な学びを行います。
Q 8-3:文系・理系に対応した選択授業について教えてください。
入学時は2コース、高2への進級時に5クラスを選択できる「2コース+5クラス制」を導入しています。 独自のカリキュラムにより、自分が目指す将来に合わせた最適なコース・クラスを選択できます。
詳しくはこちらをご覧ください。
Q 8-4:大学進学サポートとしてどのようなものがありますか?
国公立大学受験のため、また文理選択決定のため、高1までは各教科無駄を省きながら満遍なく学習します。高2からは5クラスに分かれ、受験科目のみに絞って学習します(探究クラスは除く)。学校の都合や選択科目の都合による無駄な教科は一切ありません。クラスごとに目標校を設定し、実現に向けたきめ細かな授業を行うことで、 一人ひとりの目標達成に向けた環境をしっかり整えています。
高2までに、ほとんどの科目で学習内容を終わらせ、高3の5月には、すべての教科の学習を終わらせます(難関クラス)。これにより、入試対策の十分な時間を確保します。
総合型・学校推薦型入試希望者を対象に、小論文テストも実施しています。ただ書いただけにならないように、添削された小論文をもう一度書き直して再度添削を受け、納得のいく答案づくりができるように指導しています。
また、中1~高2までの5年間、ナショジオ学習を通じて培った問題発見や調査・分析・考察、発表・プレゼンテーション力もAO入試等で生徒たちの力となっています。
今年度より個別学習支援「スクールTOMAS」を導入し、生徒一人ひとりの個人差に合わせて学びをサポート。常駐チューターが学習相談に応じながら、集団授業と個別指導で大学合格を目指す生徒たちをサポートします。中学生は18時まで、高校生は21時まで利用でき、チューターは不在ですが朝も7時から利用できるなど、学習しやすい環境となっています。
Q 8-5:大学の指定校推薦枠にはどのようなものがありますか?使用基準は?
GMARCHを中心として、数多くの大学からいただいています。基準は定期試験や模擬試験、各種検定の取得状況、などをベースに、希望者全員が受ける共通テストなどで決めていきます。
国際交流等
Q 9-2:短期留学の制度はありますか?
3か月から1年間の間で様々な留学制度があります。特徴は戻ってきたときにそのまま元の学年に戻れることです。
Q 9-3:海外研修はありますか?
3月にオーストラリアホームステイを実施しています。任意参加です。
Q 9-4:交換留学制度の制度はありますか?
制度としてはありませんが、毎年多くの留学生を受け入れています。
Q 9-5:学校指定ではない留学を希望する場合の手続きは?
学校を窓口として様々な業者の話を聞いてもらい、希望に沿って決めてもらいます。
Q 9-6:留学や研修以外に、学校として取り組んでいる国際交流は?
JAPAN EXPERIENCEとして、日本を体験してみたいという外国人を受け入れる制度があります。
Q 10-1:卒業生さんに共通する美徳はなんですか?
明るく、前向きで、礼儀正しく、協調性豊かという部分は多くの生徒(卒業生)に共通していると思います。来校された方が、異口同音に「皆さんがしっかりと挨拶されていて驚きました!」とおっしゃってくださることが何よりの証拠だと思います。
Q 10-2:生徒のどのような様子を見た時に喜びを感じますか?
本校の生徒は人懐こく、優しい生徒が多いですが、入学前の段階では自信をあまり持てていなく、自信無さを気にしていることが多いように感じます。そういった生徒たちが自信をもって目標を見つけて進路を決めていく過程を見ていると嬉しくなります。
Q 10-3:生徒が在学中に起業したいと言い出したらどう対応しますか?
そこに至るまでの過程をしっかりと聞いて、保護者様と連携を取りながら適切なアドバイスをしていきます。