北鎌倉女子学園中学校

「のびやかな自立した女性を育む」教育とは

2020年に創立80年を迎えた北鎌倉女子学園は、「ジエシカ」を旗印とする改革で新たな学園へと生まれ変わりました。
コロナ禍のもとで改革はさらに加速し、自ら考え、自ら行動する「のびやかな自立した女性」を育成する新たな女子教育のスタンダードが定着しつつあります。このページでは、「のびやか」と「自立」にこめられた想いを読み解きつつ、具体的な取り組みをご紹介していきます。

※北鎌倉女子学園には先進コース(※)と音楽コースの2つがあります。下記の説明のうちカリキュラムに関わるものは大半が先進コースのものとなっておりますので、音楽コースについて知りたい方は、こちらをご覧ください。

※2020年の4月に普通コースを「先進コース」へと名称変更しました。

Keyword: のびやかな

  自分で考える力を育てるには自由が必要

不透明な時代の中を生きて行くこれからの子ども達が身に付けておくべき力のひとつは、どんな状況下でも自分で判断できる力です。

こうした力を育てるためには、細かな規則などでがんじがらめにしてはいけません。「言われているとおりにすればいいや」という姿勢になってしまい、自分で考えなくなってしまうからです。

藤崎理事長

  型にはめることは教育ではありません

”型にはめる”こと、大人の”理想像”に合う子どもを作ろうとすることは教育ではないと私は思っています。

教育の本質は、生徒一人ひとりの素質を引き出すことです。

生徒たちが自分らしい生き方ができるよう、自分らしい選択ができるように、あたかも繭(まゆ)から絹糸を手繰る(たぐる)ように、一人ひとりを育てて行きます。

柳沢学園長

具体的な取り組みの例

土曜は原則自由登校。時間の使い方は自分で決める

北鎌倉女子学園では「自分のことは自分で決められるようになる」人を育てるための第一歩として、2022年度から土曜日を自由登校としています。

また、部活動は朝・放課後とも週3日までとしています。

勉強や探究を頑張ったり、習いごとをしたり、ボランティアをしたり、コンテストに出る準備をしたり。自分は今、何のために時間を使うと良いのかを自分自身で考え、自分で決めて時間を使う練習をしていくことができます。

<中学生を受け持っている先生のコメント>

ボランティア活動や部活動、小学校からの習い事を続けたりと自分で時間の使い方をデザインして、みんな充実した土曜日を過ごせているようです!

定期試験前の土曜日に自習室に集まって一緒に試験勉強をしている生徒もいます。中3は部活に打ち込んでいる生徒が多いですね。土曜日は私服登校もOKです!

探究も行事も自分たちで工夫し挑戦するから面白い

 楽しい!おもしろい!で広がる探究活動

 KG PROJECT特設サイトで取り組み内容を発信中。

特設サイトの記事より

体育祭・文化祭は生徒が運営

行事の様子はFacebookInstagramでも発信中。

YouTube動画より(2分41秒

のびやかな日々を実現するために

中学生を受け持っている先生のコメント

私たち教員は生徒たち全員をよく知っていますし、生徒のほうもそうだと思います。
アットホームな雰囲気の学校ですね。

本校は「輝ける場所」「居場所」を見つけられる学校だと思います。どんなタイプのお子さんでも、キタカマには居場所がある――そんなふうにほっと安心できる場所となれるように、日々心を配っています。

先生に気軽に話しかけられる学校です。今年着任した教員が「本校は先生と生徒の距離が近いと聞いていましたが、こういうことだったんですね!生徒が臆せず質問しに来てくれるので嬉しいです」と笑顔で話していました。

職員室には扉がありません

カウンターで気軽に先生と話すことができます

先生と生徒の距離はとても近いです

ある日のFacebook投稿より

Keyword: 自立した

  国際化と女性の自立――時代に合った教育を

これからの世の中の進む方向には、二つの特徴があります。

一つは、国際化です。外国語が苦手だとかおっくうだとか言う時代ではありません。生徒には英語をまずものにしてほしいと思います。きっと努力は報われるとお約束できます。
もう一つは女性の自立です。生活力を持ち、自分のことは自分で決める女性になってください。

この国際化と女性の自立という二つの時代の要請に応えていく準備を中学高校時代から始めましょう。自分が一回限りの人生で何をやりたいか少しずつ考えていくのです。

藤崎理事長

  生きる上で欠かせない技術は全員が身につける

学びの内容は生徒に根ざし、その素質と希望に基づいて選択できる。
ただし、ベースとして必要なことは必ず全員が身につけられるようにする
そういう教育を行っているのが北鎌倉女子学園です。

今の小・中・高校生が大人として生きる時代には、英語とICTは生きる上で欠かすことのできない技術となります。この2本の「足」に加えて、一人ひとりの素質や得意なことを伸ばす教育によって得る自立性(=3本目の足)を持つことが生徒たちの将来の大きな成長と安定をもたらすと確信しています。

柳沢学園長

  一層きめ細かな生徒のサポートが可能に

本校は、生徒の皆さんが社会に出た時に困らない力を、無理なくしっかりと身につけられる学校です。

世の中が変化し、求められる力も大学入試も大きく変わっていく中で今、生徒たちに求められる学習の範囲や内容も広がり続けています。こうした中で生徒一人ひとりに合った学びを実現するカギとして、本校ではICTを大いに活用しています

ICTの活用で生み出された時間や情報を有効に使って、教員が一人ひとりの生徒をより丁寧に温かくサポートする体制ができあがっています。

進路についても、担任だけではなく進路指導担当や教科担当など生徒をよく知っている教員が一丸となり、国際問題に強い藤崎理事長(元駐米大使)や環境問題や理系に強い柳澤学園長も加わって、生徒の希望する進路実現のため学校をあげて支援しています。

本校には指定校推薦枠もとても多くありますが、一般入試や総合型選抜で難関大学へチャレンジしたい生徒を支える体制もしっかり整えています。

ぜひ本校をおたずねいただき、生徒たちが学校生活を穏やかに楽しく送りながら未来を生きる力を身に付けている様子をご覧いただければと思います。

佐野校長

中学生を受け持っている先生のコメント

教室では1対30ですが、個々の話を聞ける態勢は常に整えています。一人ずつメールアドレスが付与されていますので、職員室まで相談に来るのはハードルが高いと考える内気な生徒さんも教員にメールで質問や相談をすることができます。生徒だけでなく、保護者の方々からもメールで気軽にご相談をいただいています。

具体的な取り組みの例

英語:自然に使えるようになるしかけがいっぱい

「先進英語」の授業風景

中学生では週6時間の英語授業のうち2時間が「先進英語」の時間となっています(中高の英語カリキュラム詳細はこちらをご覧ください)。

先進コースの英語授業のうち「先進英語」では、教科書や問題集は使用せず、ビートルズの曲でリスニングをしたり、QuizletやKahoot!などのアプリを利用した単語学習や表現練習を行ったりします。

iPadの写真・動画・Keynoteを用いた創作・発表活動も行っています。

中学生を受け持っている先生のコメント

「先進英語」の授業では、普段の英語の授業で身に付けたものをさまざまな場面で使う練習をします。クイズをしたりアクティビティをしたり、米国にある姉妹校の生徒とZoomで話したり。先日は、日本語を勉強している姉妹校の生徒さん達のために日本語の「かるた」をつくろう!と盛り上がっていました。日に日に英語を使うことに対する抵抗がなくなっていく生徒の様子を見るのは嬉しいです。

「English room」には、ネイティブの先生3人が月~金の放課後、毎日常駐しています。おしゃべりを楽しんだり一緒に映画を見たりゲームをして遊んだりと、楽しみながら自然に英語を学べるいわば「通い放題の英会話教室」のような場所です。もちろん、英検二次の対策もここでできます。

円覚寺や鶴岡八幡宮で、外国人観光客の方々を対象に英語での観光ガイドボランティアを行っています。誰でも参加可能で、先輩や教員たちと練習してから実践に移ります。日本文化をより深く学ぶと同時に“相手に伝える、伝わる”英語スキルを磨きます。

ICT:単なるスキルに終わらない学びを

教えられる学びから、自ら学ぶチャレンジへ

本校には、中学1年生が週に2時間、中学2・3年生は週に3時間、「先進的な学びの時間」があります。

「先進的な学びの時間」は、単なる情報教育ではありません。
生徒たちがこれから、学校で学んだ既存の知識や技能だけでは解決できない状況に出会うことを前提とし、その時

  • どのようにして問題を見いだし解決に向けて思考すればよいのか?
  • ツールや知識をどう活用するのか?
  • 他者と同コミュニケーションをとり、協働して問題解決にあたればよいのか?

がわかるようにすること、そして、より重要なこととして、それらを身につけるプロセスにワクワクし、チャレンジしたい!という気持ちをもって取り組めるようにすることを目指して、本校の教員が生徒とともに作り上げていくオリジナルのカリキュラムです。

内容は、ロボット制御やドローン体験、データサイエンス教育、プロジェクト型の学び、さまざまな表現活動など多岐にわたります。生徒たちは生き生きと新たな学びに取り組んでいます。

プログラムの例

※ここでは説明会で紹介されたアルゴリズムやプログラミング、コマ撮りアニメなどの活動を写真とともにご紹介できればと思います。

※先進的な学びを体験された徒さんの声(コメント、短くて大丈夫です)なども2~3点いただけましたらなお素晴らしいと存じます。

参考記事

2023年度の学校紹介イベント

中学校 説明会・相談会(6月以降開催分)

 2023年

  • 6月17日(土) 10:00~12:00  学園⽣活体験会
  • 7月 8日(土) 10:00~11:30  学校説明会④
  • 7月22日(土) 10:00~12:00 夏の⾃由研究教室
  • 8月26日(土) 10:00~11:30 学校説明会⑤
  • 9月16日(土) 10:00~11:30 学校説明会⑥
  • 10月14日(土) 9:00〜10:00 学校説明会(文化祭)⑦
  • 10月15日(日) 12:30~13:30 学校説明会(文化祭)⑧
  • 10月28日(土) 9:00~ 入試体験会
  • 11月11⽇(土) 9:00~ 過去問題学習会
  • 12月 9⽇(土) 10:00~11:30  学校説明会⑨ 

 2024年

  • 1月13日(土)  10:00~11:30  学校説明会⑩

音楽コース 説明会・相談会(6月以降開催分)

 2023年

  • 6月24⽇(土) 9:00〜12:00 個別相談会
  • 7月30⽇(日)  9:00~15:00 受験講習会
  • 9月 9⽇(土)  9:00~12:00 個別相談会
  • 10月21日(土) 9:00~12:00 個別相談会
  • 11月18日(土) 10:30〜 定期演奏会
  • 11月25日(土) 9:00~12:00 個別相談会
  • 12月 9日(土) 9:00~ 入試実技試演会

状況によっては説明会がオンライン説明会に変更、または延期や中止になる可能性がございますので、今後もHPでのご確認をお願い致します。説明会に関して、⼀部午後に変更する可能性があります。

なお、学校見学・授業見学はいつでも受け付けております
お気軽にご相談ください。
平日:9:00~15:00 / 土曜日 9:00~12:00 (休日・学園休校日は除く)

学校情報

北鎌倉女子学園中学校・高等学校

〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内913 
TEL 0467-22-6900 FAX 0467-23-6900
学園ホームページ : https://www.kitakama.ac.jp/
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交通アクセス

北鎌倉駅 [JR横須賀線、JR湘南新宿ラインの各線]より徒歩約7分
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